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大阪府立北千里高等学校 【探究基礎プログラム】
大阪府立北千里高等学校1年生320名に全9コマで実施する「探究基礎プログラム」
「課題設定」→「情報収集」→「整理・分析」→「まとめ・表現」の探究サイクルの基礎を学ぶプログラムです。
探究学習が調べ学習にならないように、”自分ごと化”に焦点を当てて進めていきます。
プログラムの最後には企業の担当者にお越しいただき、企業内での探究サイクルについてセッション形式の授業を予定しています。
本時の概要
- 日程: 2024.4.18(Thu)
- 概要: 導入講演「探究学習とその必要性」、課題設定「テーマ設定とAs Is-To Be分析」
- 目的: 探究学習のサイクルの流れを理解する。自らの身近な事柄について、テーマ設定と課題設定を行う。
内容詳細
前半: 導入講演「探究学習とその必要性」
1年生にとって初めて実施する探究学習。
「そもそも探究学習とは何の時間なのか」「他教科との違い」「必要性」「探究学習のサイクル」について、体育館で導入講演を実施。
授業後のアンケートで97%の生徒が探究学習について「理解できた」と回答しました。
後半: 課題設定「テーマ設定とAs Is-To Be分析」
各クラスに1人ずつBatonLinkのファシリテーターが出向き、授業を進行。
前年度の1年生では、「探究学習」ではなく「調べ学習」となってしまった反省を踏まえて、「関心の輪と影響の輪」や「As Is-To Be分析」を用いて、”自分ごと化”に焦点を当てて授業を行いました。
「お笑い」や「陸上」など自らが興味のあるテーマを設定した生徒や「家の設計」、「医療」など将来を見据えたテーマを設定した生徒も一定数いました。
生徒の声
一つのテーマからたくさんのアイデアが広がることで理想の姿が考えられやすく、今の現状と課題、自分にできることが考えれやすいんだと気づいた。
自分の好きなことをあげることは簡単だったけどそのことについて自分がなにができるのか考えることが想像よりも難しかったです。
解決できないと考えていた問題も解決とまではいかなくとも、貢献できる事があることに気付いた。
これからの探究の時間が楽しみになってきました。
ファシリテーターの声
楽しくできたが、まだまだできることがたくさんありそう。全員と話すくらいの気概で次は頑張りたい。
テーマ設定のところのフォローを今後も継続していく必要がると感じた。
クラス間の交流方法、他のファシリテーターの手立ての共有ができるようにしていきたい
次回の概要
- 日程: 2024.5.1(Wed)
- 概要: 課題設定「Why分析」
- 目的: ギャップの中から、自分の影響の輪の中にある物について「なぜ?」と掘り下げる。
全体概要
過去のレポートはこちら arrow_right_alt元の授業プラン
【探究基礎プログラム】探究のはじめかた
Point
- ・ 「探究学習とは何か」「調べ学習で終わってしまう理由」を例を用いながら進める
- ・ 最も難しい「課題設定」の方法をフレームワークを用いて学ぶ
- ・ 複数の企業が参加したセッションにて、企業の探究サイクルを学ぶことができる