桜花学園高等学校 【テスラミッションプログラム】

桜花学園高等学校1年生249名に全10コマで実施する「テスラミッションプログラム」

テスラからのミッションに挑戦する探究学習プログラム。企業講演でテスラから直接ミッションが提⽰され、チームでそのミッションに挑戦。
発表では、テスラが審査員として参加し、優れたアイデアに対して特別賞を授与。企業情報が英語のサイトにも多く掲載されているため、英語に触れながら探究活動を進めることができるグローバル企業ならではの特徴も。

本時の概要

  • 日程: 2024.4.19(Fri)
  • 概要: 導入講演「テスラミッションプログラム」
  • 目的: テスラが目指す未来について、気候変動の現状を踏まえて理解する。

内容詳細

前半: 導入講演「気候変動の現状について」

導入講演の前半は、気候変動の現状についてクイズ形式で学習しました。
日本に住んでいると、森林破壊や、大気や海洋の変動、温室効果ガス(二酸化炭素など)の増加など、気候変動の影響と疎遠のように感じますが、実は気候変動で影響を受けやすい国1位が日本です。2018年7月に広島県や岡山県など⻄日本を中心に甚大な被害をもたらした豪雨と土砂災害、その後の酷暑による相次ぐ熱中症、近畿地方などを襲った台風21号なども気候変動による影響が非常に大きいと言われています。そうした気候変動の現状と日本との関連をスライドを用いて説明しました。

後半: 導入講演「テスラエコシステムについて」

後半は、テスラについて理解を深めました。
テスラの企業ミッションは「持続可能なエネルギーへ、世界の移行を加速する」です。
しかし、2016年までのミッションは「持続可能な輸送手段へ、世界の移行を加速する」で、企業名も2017年に「テスラ」と変更されるまでは、「テスラモーターズ」でした。
企業名やミッションの変更からも理解できるように、テスラが目指す世界観がここ数年でより壮大になっています。
テスラは電気自動車メーカーなだけでなく、「電気自動車」「太陽光」「蓄電池」の事業を通じて、エネルギーのエコシステムを創っている企業であることを認識しました。

生徒の声

自動車の事を探究するのかと思っていたけど結構大きい規模だったので皆んなで話し合って考えるのが楽しみです、気象や色々なことに関連した探究なので中学校の時とはまた違った視点んで頑張りたいです。

テスラ社が車以外のことに取り組んでいることを初めて知り、再生可能エネルギーのことにも挑戦していて驚きました。
今回の総合学習の時間を通して環境問題を今以上に自分の事として捉えて行けるようにないたいです。この先の授業がとても楽しみです。

桜花でもペットボトルキャップ集めたりもっとリサイクルするといいと思う。

ファシリテーターの声

生徒たちは「電気自動車会社テスラ」を知っている様子でツイッターやXの認知が低いのは想定内でした。
今後その知識の差をファシリテーター側からも埋めて円滑なグループワークができるよう働きかけしていこうと思いました。

気候変動の部分も含めて、全体的に興味を持って話を聞いてくれている生徒が多い印象でした。

次回の概要

  • 日程: 2025.5.10(Fri)
  • 概要: グループワーク ミッションへの挑戦!①
  • 目的: テスラよりミッションが提示され、探究サイクルを通じてミッションに挑む。

元の授業プラン

【テスラミッション】最先端企業テスラのエコシステムがつくる持続可能な未来

Point

  • ・ テスラからミッションを受け、課題解決に挑む!
  • ・ 気候変動の現状と再生可能エネルギーの重要性を理解する。
  • ・ 発表はテスラが審査員として参加。特別賞も用意。
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