茨城県立土浦第一高等学校・2年生 【Reachup】

土浦第一高校2年生の選抜生徒約17名を対象に実施する、企業連携型のゼミ形式探究プログラム。
生徒は、教育・金融・コンサルティング・電子機器の4つの分野からテーマを選び、企業の一員として新規事業の立案に挑戦します。
探究サイクルに基づく思考やフィールドワーク、ピッチトレーニングを重ね、最終的には英語によるプレゼンテーションを行います。

本時の概要

  • 日程: 2025.4.16(水)
  • 概要: 導入講演
  • 目的: プログラム全体の流れや年間スケジュールを理解し、自らが取り組むテーマの方向性を考えはじめる。過去の探究事例を参考に、「企業の一員として探究する」という視点に触れ、今後の学びへのイメージを持つ。

内容詳細

前半: 導入講演

講演の前半では、探究学習の本質や通常教科との違いについての説明が行われました。
「答えのない問いに向き合うこと」というキーワードを軸に、具体的な問いや図形・漢字の問題などを交えながら、生徒が“探究とは何か”を実感できる内容となっていました。
「マイケルとみなみちゃん」のストーリーを使って探究サイクルの流れを具体的に学び、課題設定から仮説・検証に至るまでの思考のプロセスが視覚的に伝えられました。

後半: プログラムの構成・テーマ案内

後半では、「DREAM CUP」として展開される本プログラムの特徴と流れが紹介されました。英語でのピッチ発表をゴールとした全12回の構成、4つのテーマ(教育・金融・コンサルティング・電子機器)の概要、IBARAKIドリーム・パスとの連携可能性などが共有され、生徒たちは今後の活動に向けて全体像を把握する時間となりました。講演後には、希望テーマを確認するアンケートも実施されました。

生徒の声

リーダーについての説明で、みんなの模範となって周りを引っ張っていく人もいれば、陰でみんなを支える縁の下の力持ちのようなリーダーもいると聞き、僕はどちらかというと前で率先して動けるようなタイプではなかったが、そういう人なりのリーダーも務められると教わり、自信が湧いた。

今回のテーマで、第1希望は教育です。保育園や中学校の先生の影響で、教育という仕事に憧れを持ち始めました。人の可能性を見つけて、それを引き出すことができるという点に大きな魅力を感じています。特に幼児や児童の教育現場や生涯教育に興味があります。
第2希望はコンサルティングです。将来の進路において、企業内弁護士という道も視野に入れているので、企業に対するアドバイス方法を知ってみたいです。
第3希望は金融です。金融の仕組みはよく理解してないですが、将来の生活で、切り離すことのできない存在になると思うので、今のうちに詳しくなっておきたいなと思いました。

講演がとても楽しい上に、すごくためになる内容ばかりで、1時間があっという間に感じました。上手なプレゼンってこういうプレゼンのことを言うんだなと感じることができました。今回の講演のようなピッチができるようになることを目指して1年間頑張っていきたいと思います。これからよろしくお願いします。

ファシリテーターの声

スライドに真剣に見入ったり、時折笑いがこぼれたりと、生徒のみなさんが前向きな姿勢で話を受け取ってくれているのが伝わってきました。
探究サイクルや企業との連携といったキーワードにしっかり反応があり、これからの学びへの期待が高まっていると感じます。
少人数だからこそ、お互いの個性を活かしながら、チームで本気の事業づくりに挑んでほしいです。

次回の概要

  • 日程: 2025.4.30(水)
  • 概要: グループワーク①(チームビルディング)
  • 目的: 少人数での活動に向けて、互いの個性や役割を理解し、チームで探究に取り組むための土台を築く

元の授業プラン

【Reachup】企業とともに挑む新規事業立案プログラム

Point

  • ・ ゼミ形式で新規事業の立案にチャレンジ
  • ・ 各テーマに応じた企業が伴走支援を実施
  • ・ 長期休みには企業に足を運んでインターンも!
この授業プランを見る arrow_right_alt