大阪府立北千里高等学校・3年生 【未来探究】

大阪府立北千里高等学校の3年生310名を対象に実施する、8つの企業と連携した未来探究プログラムです。
「未来の当たり前をつくる企業の一員として、資金調達のためのピッチに挑む」ことをテーマに、実際の企業課題をもとに探究的な学びを進めます。

生徒たちは「地域活性」「eスポーツ」「IT・マーケティング」「地球環境」「食」「観光×システム」「決済」「動画・映像」など、多様なテーマから関心のある領域を選択。
各企業の方からの講演やフィードバックを受けながら、自分たちの視点で課題を捉え、解決策をピッチ形式で提案します。

本時の概要

  • 日程: 2025.10.16(木)
  • 概要: 企業研究、企業講演
  • 目的: 直接企業の講演を聞き、各テーマにおける現状の解像度を高める

内容詳細

前半: 企業研究

企業研究では、各グループが担当企業のホームページやSNS、プレスリリースなどをもとに調査を進めました。企業の事業内容や強みを整理し、業界の動向やトレンドについても自ら情報を集める姿が見られました。また、後半に控えた企業講演に向けて、生徒同士で質問を検討し話し合う場面も活発に見受けられました。

後半: 企業講演

実際に企業の担当者が来校し、事業の裏側や新規事業に関する考え方の講演を実施。生徒たちは真剣に耳を傾け、メモを取るなど積極的に学ぶ姿勢が印象的でした。質疑応答の時間には、前半で準備した質問を自ら発信するなど、主体的な取り組みが見られました。

生徒の声

企業理念が事業の優先順位や意思決定にどう影響しているかを、実際の担当者の方の言葉で理解できました。ホームページでは拾いきれない“背景の物語”を知れたことで、企業研究が一段深くなったと感じます!

eスポーツは“大会の運営”くらいの印象しかなかったのですが、地域課題の解決や企業との協働まで含む広い事業だと分かり、見方が大きく変わりました。講演では事例や数字が示されていたので、次のアイデアづくりのヒントとして具体的に活かせそうです!

決済や金融は難しいと構えていましたが、日常の体験に紐づけて説明してもらえたので理解が進みました!質疑で自分の疑問をぶつけると、関連する事例まで広げて答えてくださり、思考が整理できました!

ファシリテーターの声

講演前の企業研究を生かして、“事実を踏まえた質問”が増えてきたことが印象的でした。企業の方が語ってくださった理念や事業の背景に対して、生徒たちが自分たちの理解や仮説を照らし合わせながら深く考え、確認する姿が見られたことで、講演はより双方向的な時間になっていました!また、調べた内容をそのまま受け取るのではなく、“なぜその事業が成り立つのか”“誰にとって価値があるのか”といった観点で思考する習慣がつき始めています。今後の新規事業づくりに、今回の対話と気づきをうまく結びつけてもらいたいです!

次回の概要

  • 日程: 2025.10.23(木)
  • 概要: ワークショップ
  • 目的: 企業講演で新規事業考案を振り返り、新規事業考案のヒントを集め方向性を定める

元の授業プラン

【未来探究】未来を身近に!社会で活躍するための実践的プログラム

Point

  • ・ 生徒の興味・関心に合わせたテーマ選定
  • ・ 各テーマの代表チームによるピッチ大会!
  • ・ 未来への先見性を養い、時流を捉える
この授業プランを見る arrow_right_alt