大阪国際高等学校 【高校生Angle】

本プログラムは、大阪国際高校の1・2年生、希望者計85名を対象に実施する企業連携型のビジネスアイデア創出プログラムです。
生徒たちは、5つの業界を代表する企業から提示されたリアルなMissionに対し、高校生ならではの視点と発想で新規アイデアの創出に挑戦します。
夏休みにはインターンを実施。最終回では「大阪国際カップ」と題した発表会を実施し、企業からのフィードバックを直接受けながら、アイデアの社会実装に向けた視点を磨きます。

伴走企業は以下の通りです:
ヤンマーホールディングス株式会社(食品・農林・水産)
株式会社モリタ(歯科)
シオノギヘルスケア株式会社(医薬品)
タカラベルモント株式会社(美容)
株式会社BatonLink(教育)

本時の概要

  • 日程: 2025.8.4(月)
  • 概要: 企業インターン【株式会社モリタ】
  • 目的: 未来の歯科医療について、10年後を想像して 必要とされる新しい医療機器やサービスを企画・提案する

内容詳細

前半: ショールームの体験(施術台)

株式会社モリタのショールームにて、実際に歯科医院で使用されている施術台を体験しました。操作性や患者の目線に立った設計に触れることで、歯科医療を支える技術の工夫や現場での使われ方を具体的に理解することができました。

後半: 発表・意見交流

後半はグループごとに意見交換と発表を行いました。身近な気づきから「髪を結んだ状態でも痛くない枕があったら良いのでは」というアイデアが出たり、「審美歯科の新たな取り組み」や「デンタルケア用のグミ」といったユニークな提案も生まれました。自由な発想を出し合う中で、多様な視点から歯科医療を考える機会となり、生徒たちは発想を形にする難しさと面白さを同時に体験しました。

生徒の声

企業の方から直接お話を聞くことで、ネットでは分からない歯科業界の現状やモリタさんの強み・弱みを知ることができました。自分たちの考えと近い取り組みが実際に行われていたのは驚きで、もっと内容を深めたいと思いました。他の班の発表からも多くの刺激を受け、さらに良い提案につなげたいです。

普段なかなかない機会でとても緊張しましたが、発表を通して自分たちの良い点や改善点を直接アドバイスしていただけて、大きな学びになりました。自分の発表の仕方にも課題を感じたので、次はもっと丁寧にわかりやすく伝えられるよう努力したいです。

他の班のスライドやアイデアを見て、自分たちとの違いに悔しさもありましたが、その分伸びしろがあると感じました。企業の方からのフィードバックや講演での学びを活かし、次回はもっと精度の高いプレゼンを目指したいです。褒めてもらえたことも大きな自信につながりました。

ファシリテーターの声

生徒たちは、これまでの授業で考えてきたアイデアや意見を、自分たちの言葉でモリタの担当者の方にしっかり伝えることができました。
どのグループも、それぞれの視点から魅力的な提案を行っており、企業の方からも『どのチームもレベルが高く、驚かされた』という好意的なコメントをいただけたことが、非常に嬉しく感じました。
今後の授業では、このフィードバックを活かしながら、さらに提案の実現可能性や説得力を高めていけるよう、生徒たちと一緒にブラッシュアップに取り組んでいきたいと思います!

次回の概要

  • 日程: 2025.9.20(土)
  • 概要: 発表準備
  • 目的: インターンでの経験や気付きを踏まえ、最終発表へ向けた準備を行う

元の授業プラン

【高校生Angle】企業のリアルな課題に高校生目線で挑む!

Point

  • ・ 高校生独自の視点で企業のリアルなMissionに挑む
  • ・ 生徒の事前アンケートを元にテーマと伴走企業が決定
  • ・ 最後は伴走企業の前でピッチ大会を実施
この授業プランを見る arrow_right_alt