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大阪府立北千里高等学校 【探究基礎プログラム】
大阪府立北千里高等学校1年生320名に全9コマで実施する「探究基礎プログラム」
「課題設定」→「情報収集」→「整理・分析」→「まとめ・表現」の探究サイクルの基礎を学ぶプログラムです。
探究学習が調べ学習にならないように、”自分ごと化”に焦点を当てて進めていきます。
プログラムの最後には企業の担当者にお越しいただき、企業内での探究サイクルについてセッション形式の授業を予定しています。
本時の概要
- 日程: 2024.05.09(Thu)
- 概要: 中間報告
- 目的: グループ内でテーマを分析して課題を導き出した経緯について共有し、交流する。
内容詳細
前半: 中間報告の方法を確認
授業の後半でグループ内で中間報告をするにあたり、発表の練習を行いました。
中間報告の見本をファシリテーターが実施し、それに準えて生徒は各々で発表の準備をしました。
後半: 中間発表
1人2分の持ち時間で中間報告を実施。発表後は必ずグループ内の人からフィードバックを行いました。
グループ内の人の発表やフィードバックを受けて、自身の取り組む課題を修正したり、一からやり直す生徒もいました。
どの生徒も興味津々でグループの人の発表を聞いていました。
生徒の声
自分だけがわかりやすくしてはダメで、みんなにわかりやすいようにしたほうがいいと気づきました。
他の人の課題を聞いたり、自分の課題に対する意見をもらって、新たな気づきや見方を得ることができたので、良かったなと思います。
グループの人が自分の好きなことを追求して課題を見つけているのがとても良いと思った。
自分の趣味や興味があることなど、自身の「好き」を追求したテーマが多くて、やはり自分の意見は大切にすべきだと感じた。
「心理」というテーマにしたために、難しそうだという印象を強く持たれてしまったように感じる。
もう少しわかりやすいテーマ(内容)にしていくのを心がけようと思う。
真の課題をどうするか迷っていたので、自分の意見を残しつつ、交流でもらった意見を活かしてこれから取り組んでいきたい。
ファシリテーターの声
生徒同士が打ち解けてきたこともあり、これまでで一番賑わいのある授業になった。最初は静かな印象だったクラスだが、積極的に近くの生徒と話したりしていた。グループで意見を聞いて、フィードバックで一生懸命相手に伝える言葉を考えていたのが良かった。良い意見は積極的に全体にシェアするように努めた。
生徒が一つでも多くの気づきや学びを得てもらえるように、引き続き良いファシリテーションができるようにしていきたいです。
生徒の雰囲気も変化してきているので、良い雰囲気を作りながら楽しんで学びを進めてもらいながら、ファシリテーター同士も学び合い、お互い高め合えるような機会にしていきたいです。
次回の概要
- 日程: 2024.06.04(Tue)
- 概要: 仮説検証サイクル①
- 目的: 「仮説調査」→「結果の分析」→「仮説検証」→「再度仮説設定」のサイクルを回す。
全体概要
過去のレポートはこちら arrow_right_alt元の授業プラン
【探究基礎プログラム】探究のはじめかた
Point
- ・ 「探究学習とは何か」「調べ学習で終わってしまう理由」を例を用いながら進める
- ・ 最も難しい「課題設定」の方法をフレームワークを用いて学ぶ
- ・ 複数の企業が参加したセッションにて、企業の探究サイクルを学ぶことができる