桜丘高等学校 【探究基礎プログラム】

東京の桜丘高等学校1年8組、2年3組、2年4組の計93名に全5コマで実施する「探究基礎プログラム」

「課題設定」→「情報収集」→「整理・分析」→「まとめ・表現」の探究サイクルの基礎を学ぶプログラムです。
探究学習が調べ学習にならないように、”自分ごと化”に焦点を当てて進めていきます。

本時の概要

  • 日程: 2024.5.17(Fri)
  • 概要: ”紙飛行機”を使って、探究サイクルを回そう!
  • 目的: 探究サイクルを授業内で回して、その目的と意味を理解する。

内容詳細

前半: ”紙飛行機”を使って、探究サイクルを回そう!

「紙飛行機を遠くに飛ばすには」という課題をもとに、グループごとに探究サイクルを用いて実験を行いました。
「遠くに飛ばすための仮説をたて、仮説に基づいて紙飛行機をつくり、実際に飛ばして仮説を検証する」これを2サイクル実施しました。
生徒は非常に楽しみながら、仮説や考察の重要性に気づいたり、探究サイクルを身近に感じることができている様子でした。

後半: グループ対抗 紙飛行機大会

グループ対抗で紙飛行機大会を実施しました。
探究サイクルを通じて作成した紙飛行機を使って、最も遠くに飛ばすことができたグループが優勝です。
非常に盛り上がり、携帯でその様子を撮影している生徒も多くいました。

生徒の声

班のメンバーとどうしたらより紙飛行機が遠くに飛ぶか、たくさんの意見を出し合えたのでとても良かったです。
ただ、試行回数の制約があるために慎重になってしまい、より良くする方法を試せずに終わってしまったので、慎重になりすぎないことも大切だと思いました。

仮説と検証はどちらも欠かせないと実感できました。
どんな形がよく飛ぶのかを、普段ならインターネットを使って調べるだけでしたが、今回は実際の飛行機の形を分析したり、空気抵抗などを考え、自分たちが思う紙飛行機を作ることが楽しかったです。

普段、自分の課題を仮説を立てて検証することはないので、今回自分の課題を探究の活動を通して少し達成することができて良かった。
テスラ探究では実際に扱われるタスクを考えるので、知識や視野を広げて、多角的な考えをしてみたい。

ファシリテーターの声

紙飛行機を使って探究サイクルを回すことは生徒にとっても非常に有意義であると感じました。
「探究」と聞くと、難しかったり、極めることが重要な印象を抱いてしまう生徒が多いですが、紙飛行機という全員が一度は作ったことがある遊びでも、仮説を立てたり、その仮説を検証したりできることを実感してもらえたと思います。

次回の概要

  • 日程: 2024.5.31(Fri)
  • 概要: テスラ探究プログラム「導入講演」
  • 目的: テスラの理念と事業内容、テスラエコシステムについて学ぶ。

元の授業プラン

【探究基礎プログラム】探究のはじめかた

Point

  • ・ 「探究学習とは何か」「調べ学習で終わってしまう理由」を例を用いながら進める
  • ・ 最も難しい「課題設定」の方法をフレームワークを用いて学ぶ
  • ・ 数の企業が参加したセッションにて、企業の探究サイクルを学ぶことができる
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