
プランカテゴリー一覧
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本プログラムは、河南高校2年生約304名を対象とした、年間を通じたゼミ形式の探究学習である。
生徒は自ら関心のあるテーマを「地域・人文社会・芸術・教育・スポーツ・理数・国際・看護、医療・情報」から選び、大学・企業と連携しながら調査・分析・発表までを行う。
社会とつながる問いを軸に、生徒自身が主体的に進める学びを目指す。
本日は各ゼミに下記の企業や大学が来校。
各ゼミの生徒たちは、テーマに対応する企業や大学の担当者から、それぞれの分野における社会課題や現場での実践、研究内容について話を聞きました。
講演では、業界の現状や取り組みだけでなく、「このテーマをなぜ選び、どう社会とつなげているのか」という根本的な問いが投げかけられ、生徒たちは自身の探究テーマと重ねながら耳を傾けていました。
地域ゼミ:一般社団法人富田林市人権協議会、人文社会ゼミ:アスマーク株式会社、芸術:フリーランス、教育:大阪教育大学、理数ゼミ:京都産業大学、国際ゼミ:公益財団法人大阪観光局、看護・医療ゼミ:宝塚大学、情報ゼミ:和歌山大学
講演後は、各教室に分かれて少人数での対話セッションが行われました。
生徒一人ひとりが自分たちの仮説や問いを企業・大学の担当者にぶつけ、「それは誰の役に立つのか?」「その視点だけで本質に届くか?」といった問い返しを受けながら思考を深めていきました。
普段あんまり社会のこととか考えたことなかったけど、企業の人の話を聞いて、「これって自分にも関係あるやん」と思いました。特に、自分たちが当たり前に使ってるサービスが、裏ではいろんな人の工夫や課題意識でできてるって聞いて、もっと知りたくなりました。
意見交流のとき、自分のテーマについて「それって誰の役に立つの?」って聞かれて、はっとしました。今までは“自分が興味あるから”ってだけで進めてたけど、それだけじゃ説得力がないと感じました。
次からは、もう少し社会とのつながりを意識して深掘りしたいと思います。
うまく話せるか不安でしたが、企業の人がすごく丁寧に聞いてくれて安心しました。話してみたら、自分の考えのあいまいさにも気づくことができ、考えただけじゃなくて、声に出して伝えることが大事だと思いました。
今回の意見交流では、生徒がただ話を聞くだけじゃなく、企業や大学の方に“問い返される”ことで、明らかに表情や姿勢が変わる瞬間がありました。
特に、「そのテーマの背景には何がある?」「どうしてそれをやりたいと思ったの?」という深い問いに、言葉を探しながら一生懸命に答えようとする姿が印象的でした。
このやりとり自体が、生徒にとっては“思考の訓練”になっていると感じましたし、今後の探究に確実に活きてくると確信しています。
元の授業プラン
Point